【ホットペッパーは使うな】

タイトルの通りなのだが、ここでいうホットペッパーは使うなという内容は、

ユーザーではなくオーナー向け、それも個人店や、小さいお店を数店舗経営している規模のオーナーに限った話である。

 

 

 

さらにそのホットペッパーで割引クーポンを使った宣伝をするということも付け加える。

 

 

 

大手の店舗経営の宣伝や、ユーザーとしては非常に素晴らしいツールかと思われる。

僕もガンガン使うし見まくる。

 


 

 


サロンや飲食店を1人、あるいは小規模で経営する知り合いからよく集客の件で相談を受けるのだが、

その方法によくあがるホットペッパーなどを含めた広告掲載。

 


 

 


集客や売り上げアップのために必須なものと思っている人が多いことに驚く。

(必須であると印象づけた広告業界の方々の長い年月かけた営業努力に少しだけリスペクトもしている)

 

 

 

 

僕はお仕事としてお金を払う際、費用対効果を徹底的に考える。目先だけでなく、将来も含めて。

 


 

人から相談を受けた際もその人のビジョンなどをしっかり聞いた上で助言するのだが、

総じてホットペッパーは使うべきではない。

 

 

 

 

もっと言えば、ホットペッパーを使えば客が来るという思考のすべてのオーナーはホットペッパーを使うべきではない。

 


 

 


ホットペッパーは店の売り上げを上げることを約束してくれるツールではない。

 


 

 

 

 

じゃあホットペッパーはなんのためにあるの?とお思いの方にわかりやすく言えば、

 

 

 

ホットペッパーはただのメガホンである。

 

 

 

例えるなら

あなたの地元にとても美味しく、接客も気持ち良い良いお店があったとしよう。

良いお店なのにそこまで人に知られていなかったとしよう。

 


そういう時に役立つのがメガホンである。

 

 

 

「おーい、ここのお店は料理も美味しいし、接客も素敵で店内も清潔だぞー!」と街中に宣伝して回ってくれるメガホン屋さんだ。

 


課金すればするほどその宣伝範囲が広がるらしい(検索上位にあげてくれたり、SEOなどと言うらしい)

 

 

 

おわかりだろうか?

 


ホットペッパーは集客屋さんではなく、

ただのメガホン屋さんなのだ。

 


 

 


あなたの売り上げを無条件に上げてくれるものではない。

 


 

 


先日クソまずい上に接客もゴミなラーメン屋にうっかり入ってしまった。(後日投稿予定)

 


 

 


クソな店をメガホンで宣伝することが売り上げにつながるだろうか?

 

 

 

 

「おーいここの店は接客クソだぞー。味もオーガニックとかほざいてるけど、三角コーナーの生ゴミよりまずいぞー。大根の葉っぱとか人参のヘタのほうがまだ美味しいぞー。」

ってメガホンで街中歩く効果ってなんだろう?

 


 

 

 


もちろんホットペッパーに掲載されている情報にそんな悪いことは書かないだろうから

嘘に嘘を塗り重ねてクソ捏造にクソ改ざんを行なって絶大なるメガホン効果で客は一旦来るだろうが、当然店の味が悪く、汚く、店員がクソなので2度と来ない。

 


 

 


おまけにレビューには最低最悪の褒め言葉をたっぷりと感情的に書かれることになるだろう。

(よく見るよね?そういうユーザーの怒り)

 


 

 


これって何か得してますか?

 


 

 

大手や、大きい店舗や、たくさんの店舗を構えていたりするお店は効率よく集客する道具としてホットペッパーは有効だが、

個人店にはまじで無意味だからやめたほうがいい。

 

 

 

具体的に話そう、

あなたがマッサージか整体かなにかのお店をしているとして、

さらにわかりやすく説明するため原価がゼロだったとしよう。

 


 

 

わかりやすく月額10万円のプランで広告を掲載してもらったとしよう。

 


そしてホットペッパービューティーのクーポンで、

定価¥5000のサービスを¥2500に値下げしたメニューがあるとしよう。

 


 

 


まあまあ客がくるとしよう。

 


 

 


その値下げして呼び込んだ客の対応をこなしながら、投資した広告宣伝費10万が回収されるのはいつなのだ?

 


 

 


仮に原価がまったくかからないとしても40人の相手をしなければならない。

1日5人相手するとしたら8営業日を要することになる。

それでやっとチャラだ。(損益分岐点という)

そこから41人目でやっと利益が出始めるのだが、その利益は本来よりも安い値段だ。

 

 

 

定価¥5000のところを¥2500でサービスしているのだから通常の2人分だ。

 


つまり月に20万ほどもらって生活したい人であれば(家賃は考えないものとする)

 


通常営業の¥5000なら月40人の対応で達成。

 


ホットペッパークーポンを使えば40人目でやっとプラマイゼロ。

そこから¥2500の客ばかり来た場合はさらに80人でやっと¥20万円の利益。

 

 

 

1か月で対応すべき人数に差がありすぎる。

 


同じ20万円をもらうために

①月40人に対応するのと、

②月120人に対応するのならどちらが良いかわかるだろうか?

 


さらに②は忙しすぎてお客さんに細やかな対応などする時間をきっちりとれないかもしれない。

 


①は②と比べてお客さんの数が3分の一でいいのでお客さんに使える時間もたっぷりつかえて、

サービス後の雑談などからお客さんの情報やニーズが引き出せたりして、さらなるビジネスチャンスを生むかもしれない。

 


 

 


あと、②はデメリットがでかすぎる点として、単価を下げれば下げるほど客層が悪い。

(販売や営業のお仕事の方わかりますよね?)

 


 

 


激安居酒屋がうるさかったり、ドンキホーテの客がガラ悪いのを想像してもらえば。

 


 

 


単価は上げれば上げるほど客層があがる。

(もちろんそれに伴うサービスも大事)

創業時、僕は激安でスタートして猛烈に疲弊した実体験から言う。

 


 

 


月40人をしっかりケアして時間を作りしっかりとした関係づくりをするのか、

月120人も対応しながら激安で回転の良い立ち食いうどん屋さんのような状況でクレームをつけられたり、安くしたのに他店と比べられたり悪いレビューを書かれることを恐れながらアホ客に媚を売る接客、

どっちが楽しいのかは、明白ではないのだろうか。

 

 

 

この規模でホットペッパーは、やるべきではない。

 


文章を読めないアホから文句が出そうなので、

ここでハッキリ言っておくが、

 

 

 

僕はリクルート社は好きだしホットペッパーはヘビーユーザーだし、

ホットペッパーの営業妨害する意図は1ミクロンもない。

応援しかしていない。

 

 

 

好きな会社なので、みんな幸せになるよう、ユーザー側もオーナー側も正しく利用して欲しいと言う思いを込めて記事を書いている。

 

 

 

 


前述したようにホットペッパーはメガホンであるので、ホットペッパーの営業さんがいくら努力しようと、

クソな店が広告つけたところで優良店舗になることはない。

 

 

 

 


そういうクソ店舗のクソオーナーは、広告つけたのに全然客来ねーじゃねーか!とホットペッパーの営業さんにクレームをつけかねない。

食べログやグルナビの営業さんもそういうアホなクレーム受けたことない?)

 


 

 


そういうアホなトラブル回避のためにもホットペッパーの営業さんはアホなクソ店主の店に契約をお願いすべきではないし、

店もホットペッパーに依存するのではなく、

まず店舗の掃除や、接客の見直しや、店内や、外への営業活動に精をだしたほうがいいと思う。

 

 

 


これも例えばだけど、

あなたがサロンオーナーだとして

ホットペッパーに毎月10万円使うより、

あなた自身が毎月10万円を握りしめて近所の飲食店など片っ端からハシゴして飲みに行きまくれば良いとは思わないかい?

 

 


 

ご近所さんとご縁ができるし、そこの飲食店さんは仲良い常連さんに自分のサロンをすすめてくれるだろう。

 

 

あなたが人見知りでどうしても一人で飲食店に行く勇気がないのなら、

あなたの周りにいる僕のようなタイプ(口が軽くて、人をめっちゃ宣伝する上、友達が無限にいる系のやつ。)に月10万分飯を奢って、近所の飲食店に連れ回せばいい。

 


そういう系のタイプなら自分が口下手でも勝手にその飲食店と仲良くなって勝手に店の評判を上げてくれるからさらに良い。

恩を感じて自分の友達もバンバン紹介してくれるだろう。

ホットペッパーに10万だすならそいつに10万円分くらいまで毎月飯を奢り続ければホットペッパー以上の回収が見込める可能性がある。

 


飲食店も喜ぶし、さまざまな交友関係も広がるし、友達も喜ぶし、自分も得するからウィンウィンウィンで三方よし

 


だれが得するかもわからないし売れなくても責任がとれない、謎に消えていく広告料より遥かに遥かに有意義である。

 


あなたが普段当然のように払ってる無駄な経費はまだまだあると思う。

 

 

 

10万円売り上げを上げるのは難しいが、

10万円支出を抑えたりすることはわりと簡単なので、自身の支払いや単価を含めた営業活度を見直すとあなたの仕事の質は劇的に変化するというお話でしたおしまい。

 

 

 

 


ホットペッパーの営業マンより遥かに現実的に集客を頑張るし、

広報部の営業マンを正社員で雇ってるより倍以上安上がりだし、勝手に宣伝してくれる。

 

 

 

そいつが貧乏ならそいつは喜んで酒好きな仲間を連れて知り合いの飲食店をハシゴしまくるだろう。

 

 

 

いくらでも方法があるのにホットペッパーで客が来る←アホ?

 

 

 

 

 

 

 


マッサージの技術や、料理の腕さえ磨けば客が喜んでくれるというぬるい妄想はそろそろやめよう。

ただのオナニーだ。

 

 

 

 

 

 

だれでも経験あるだろう。

めちゃ料理うまいのに接客くそやと二度と行くかと思わないかい?

 


 

逆に料理がいまいちでも店員さんが「待ってました」とばかりに最高の笑顔で愛想よくもてなしてくれるお店は居心地よくないかい?

 


 

 


あなたが自ら外に情報発信したり、

営業活動しない限り客はつかめないと思われる。

 

 

 

そもそもホットペッパーに依頼することを検討する方々の職種って飲食や、美容、サービスなど、

接客ありきの業種だよね?

 


 

 


人見知りは別にけっこうだけど、

家に引きこもって金払って広告載せて割引券ばらまいときゃ客は喜んでくるっしょ?みたいな精神性の人間の提供する料理やサービスに対して、

居心地の良さとか、魅力を感じるのだろうか?

 


 

 


店にたくさんのお客さんに来てもらってあなたが幸せになりたいのなら、まずあなたがまわりにいる人を片っ端から幸せにする活動をしていく必要があるよ。

 


スーツ着て名刺なんか巻かなくてもいい。

 


友達連れて近所の居酒屋奢っておいしいおいしい言いながら一緒に腹一杯たべて店の売り上げ貢献して店主喜ばせて、

カウンターの隣の客の悩み相談でも聞いてなかよくなって、店員のアルバイトの女の子のマツエクを褒め称えろて、バイトリーダーの男の子の瓶底メガネをおしゃれですねと崇め奉れ(あがめたてまつれ)。

 


それも営業活動なんだよ。

 


嘘をつけと言ってない。良いとこほめろ。良いとこ見つからないならお前は普段から人間を何一つ見ていない。自分の金のことしか考えていない証拠だ。

下劣だ。愚劣だ。

そんな人に対して興味のない、金や自分のメリットしか考えない品性下劣人間が人から何か恵んでもらえると思うのではない。

ただの物乞いだ。

 


 

 


技術とかお洒落な店名とか売りにせず自分の名前と顔面を売れよ。

 


 

 


長くなったからホットペッパーを使うべき人とか、有効な利用法はまた書くわ。

 

 

 

もう一回言うけど、ホットペッパーは集客屋さんではなく、メガホン屋さんだ。

 

 

 

 


 

 


自分の店が良い店ならメガホンでより良い効果が発揮できる。

店がクソならマイナスの宣伝だ。

 

 

 

 

人生は掛け算だ。

どんなにチャンスが巡ってきてもキミがゼロなら意味がない。by    19(ジューク)ミツル

 

 

 

人間だもの  by  みつを