【自分の力で生きている発言アホ】

 

タイトルの通り、大学一年生の時の自分の愚かな脳内だった。

 

 

高校時代のバイト代で初月の一人暮らしの家賃を払ったことさえ「自分の力で生きている」と誇らしげだった。

  

 

 

その想いだけでレトルトのハヤシライス(99円)と赤貝味付けの缶詰(99円)がおいしかった。

 

 

 

 

節約することすら、お金を大切にしている。そして自分の力で生きている。と満足げだった。

 

 

 

なんなら電子レンジを使わず電気代も節約して
冷えたままのハヤシライスを食べることさえオリジナル料理と捉えてイキっていた。

 

 

 
熱々のご飯と、冷たいハヤシライスのコンビネーションが素晴らしいと、家に来た友人にイキっていた。

 

 

だいぶきつい。

 

 

 

同級生たち、なつかしいだろう。

 

 

 

 

生活の質とパフォーマンスを極端に落としていることに気付かぬまま無意味な節約の呪いにかかって悦に浸り

 


薄暗い部屋の中で、

 
冷めたハヤシライスと赤貝味付けの缶詰を振る舞ってドヤ顔しているオンボロアパート(家賃3万円)201号室住民の顔が。

 

 

 


ブラウン管テレビには撮り溜めした「さんま御殿」と「さんまのまんま」がエンドレスリピートされており、安物で集められたなんの満足感もない心が病んでしまうだけの部屋が。

 

 

きつすぎる。

 

 

 

 


ストレスに耐えられなくなったのは入学してすぐの夏休み終わり。
暑さとか失恋とかが相まってむしゃくしゃした反動で、

 

 

 

 


恐ろしく電力水力使いまくり、さすガッス状態の光熱費とエンゲル係数

 

 

 

 

バブリーな大学生@親の仕送りの財力を無駄に削り削りまくった穀潰しが、

  

 

 

 

 

すねをかじりにかじり鶏ガラスープもなくなるほど骨をむさぼり、おかわりさえ要求する乞食根性。

どこからどうみても自分の力で生きている要素はゼロであり、

 
この世に生を受けた段階でミルクもオムツも親から与えられ、

 
血となり肉となる栄養を頂き、親が課金に課金を重ねたボンクラ息子がやっと生きていけるようになったとて、


自分の力ではないということを骨身に沁みて気付かされる今日この頃だが、振り返ると恥ずかしく、イタい

。イタすぎる。

 

 
いい歳こいた大人がいまだに、
親の力は借りない。まがいの発言をしていると、

「真実に気づいた時、かならず後悔するから
立ち飲み屋、居酒屋にいるときにも、飲み屋のねーちゃんにも、デリヘル嬢とのピロートーク中にも決してそのようなイキリ発言はやめておいたほうがよい」

と、

イキリ学校クソ年ゴミ組穀潰し班の副班長だったOBの僕が心の底から伝えたい魂の叫びである。

 

 

 

 

謙虚に地道にコツコツと生きていくことが最善の道である。

 

 

 

えっ、後輩が悩み相談?

馬鹿野郎!自分で考えろ!

甘えるな!!おれのように自分の力で生きていけ!!